開業の構想を得るための要素
Drが独立開業するにあたり「何から始まれば良いのかわからない・・」
順を追ってお話させていただきます。
まずご安心いただきたいのは「よし、来年に独立開業するぞ」と思い立ち、すぐに実行できるDrはいません。
昨今ではライフワークバランスを重要視する傾向もあり、現状での勤務状況と独立開業した時の比較が必要だからです。
・収入面の違い
・労働環境の違い
・家族と接する時間の違い
また医療提供を長期的に行っていく上で
・開業地の選定
・自身の目指す開業スタンス
・地域に貢献できる医療価値
ご自身の諸事情における
・貯蓄額
・勤務先の退職時期
・親御様との協力体制
・お子様の未来
あげだすとキリがありませんが、これら全てを含め独立開業における構想を考えていかなければなりません。
なぜ開業したいのか!?
目先のことだけでなく、かなり先のことも考えて構想を練る必要があるね。
構想が経営のビジョンとなる
これらは独立開業されるDrが必ず通る道で、これらのいわゆる『ビジョン』をじっくり練っていくことが独立開業の第一歩となります。
これら『ビジョン』のアウトフレームがおおよそ形になった時初めてご自身による
・独立開業をするべきなのか
・勤務医を続けるべきなのか
という選択をすることになります
どのようなクリニックを作っていきたいのか!?
経営のビジョンが、開業するかしないか、または経営していくなかでの判断基準の大きな要素になりそうだな・・・。
開業の準備期間
これら『ビジョン』を含め、独立開業までの期間は1年半ぐらいが一般的です。
早い方で1年、長い方で2年程度です。
少し時間がかかるようにも見えますが、物理的に諸工程にかかる日数もあり、何より現実的にご勤務を続けながらのご相談、お打合せにかかる時間を工面していくことが難しいのが現状です。
場合によっては夜間遅くからでしか時間が取れないというようなことも十分にありえます。
また膨大に判断しなければならない場面、決断しなければならない場面が有限にてある為、あっという間の開業だったという話を聞くことも多いです。
忙しい病院勤務をしながら打ち合わせをしないといけないことを考えると、余裕を持って準備したほうがようさそうだな・・・。
信頼できるブレーン(コンサルタント)について
さて、これまで、既に相談相手、打合せ相手がいる前提でお話をしています。
いわゆる“旗振り”をする『コンサルタント』ですね。
この『コンサルタント』は必要なのでしょうか?
結論になりますが、それはご開業するまでは分かりません
コンサルタントには
“有償”のコンサルタントと
“無償”のコンサルタントが
存在しています。
Drから「有償のコンサルタントは費用がかかる、高い」という話はよく耳にすることがあります。
これは、申し訳ありませんが人が、人の為に動き貢献することに費用がかかるのは世間では当たり前の話です。
ボランティアで生計を立てている人間はこの世に存在しません。
費用額は開業支援を丸々サポートするという内容で、300万円前後だったりしますが、直接の打合せに要する時間、見えない部分での業務内容の遂行を考えると・・・
私の場合はメビウスに所属し、医業専門業者との連携によるシナジーを含め、相互における信頼関係による業務効率の適正化が図れることもあり、実務費用以外は無償とさせていただいているコンサルタントですが、“有償コンサルタント”にかかる費用というのはおおよそ「適正かな」というのが本音です。
その一方で、コンサルタントがいなくてもご開業はできます。
ネット情報、出入り業者、親御様、ご開業された諸先輩方やご友人
結局は
『誰の言うことが一番信頼できるのか?』
と言うことに尽きると思います。
開業をした先輩に相談するのも選択肢としてあるのか!でも、忙しいからあまり時間とれないのでは・・・。
メーカーや卸売業者の無償コンサルタントは、各業者のコーディネートが中心、
有償コンサルタントは経営相談も含め開業後も付き合えそうだな。
話の相性が合わないコンサルタントと打合せを重ねるのは苦痛です。
プロではない素人に相談しても根拠がありません。
Drにとって人生でたった一度のご開業という決断で慎重になるのは当然です。
しかしコンサルタントは実績を重ね、幾度もDrをご開業に導き確固たる統計が存在しています。
信頼できるコンサルタントに出会うことにより、Drご自身におけるご開業が軌道に乗っていくことは間違いありません。
数々の選択肢より
“メビウス”が先生のご開業を寄り添えることになれば幸いです。
この記事を書いたメンバー